井本工務店とは
熊本県八代にある大きな会社ではありません。
しかし、これまで培ってきた家づくりの技や知識をふんだんに使って、ていねいな家づくりをしています。
ていねいだから、時間がかかりますが、それは大切な家づくりをするために、必要な時間と思ってください。
お互いに時間と手間をたっぷり使って、希望を最大限に活かした家づくりをする。
それは、ゆっくりと楽しく家づくりをする、ひとつのビッグプロジェクトと成りえます。
わたしたちは、実際に家に使う木を、お客様に山に行って見てもらいたい。
山を見て、そして、話し合いをしながらプランを一緒にねっていく。
家はカタログや通販のように着せ替えて、いきなり建つものではないし、
パズルのようにはめこむものじゃない。
1年間ほどの時間を家づくりにかけてください。
わたしたちはお客様のビッグプロジェクトのお手伝いにあたりたいと考えています。
どうぞゆっくり時間をかけて、家づくりを楽しんでください。



the 80th Special Year !!



the 80th Special Year !!

建築家/村松篤と一緒にすすめる・住まいプロジェクトをはじめました。

村松篤のスタンダードハウス

『住まいを予防医学する本』に、「気持ちがよくなる設計」というページがあります。ここに掲載された写真の多くは村松篤の仕事です。つまり、この小タイトルは、そのままこの建築家の仕事を表わしていて、何故、心地よいかというと、まず寸法がいいこと、場と場の展開に切れ目がないこと、天井高と開口部の間合いがいいこと、材料の選択が適格であることなどが挙げられます。
この手法は、村松篤の手技というべきで、なかなか人に真似できないものと思っていましたが、氏は、わたしが開いている「定番学校」を自分にやらせてくれ、といいます。これに驚いたのはわたしです。
スタンダードな住宅に、最も縁の遠いと思われていた建築家が、よもや手を挙げるとは思っていなかったからです。しかし、それがもし実現されたらこれはヒットです。向上心を持つ工務店にとっては、氏の手技に学ぶまたとない機会といえましょう。

「7つのこだわり」

  1. 手ごろな価格で建てられる家=20代〜40代の一般サラリーマンが、2000〜2500万円で建てられる。スタンダード仕様とハイグレード仕様の2タイプを用意。
  2. 箱型プランと大屋根プラン=箱型プランは片流れ屋根、大屋根プランは切妻屋根が基本形だが、起りヴァージョンもあり。敷地形状やプランによって屋根の向きを変えられる。
  3. 3尺でもないメーターでもない960モデュール=日本人に適した寸法で、関西間に近い。@60mmの倍数で寸法展開が可能。
  4. こだわりのディテールと寸法に基づいた基本展開=基本ディテール(屋根・開口部・階段等の納まり)や基準寸法(屋根の出や勾配、開口部や天井の高さ、階段寸法等)を定めることで設計や施工の省力化を図る。ただし、プランは自由。
  5. 必要最小限の開口部展開=外部(w・h寸法、開きかた)。内部(w・h寸法、厚さの統一)。デザインの絞り込み。
  6. 仕切りの少ない広間プランを快適に住むためのマシンを標準装備=ソーラーシステムや電気式フィルム床暖房システムを用意。
  7. Bioプロダクツ=国産の構造材・造作材・階段材・仕上材(フローリングやパネリング、ほたて漆喰壁をはじめとする左官材他)、パネル材(羊毛断熱材入り)、木組みに使用する構造用金物や基礎換気に必要な金属製パッキン、健康塗料等々を厳選。

Bio森の家・設計作法のいくつかを紹介

『シンプルな構造』

原則として、外周部は120角の柱が960mmピッチで建てられ、建物の荷重をしっかりと地面に伝える。Bio森の家の骨格である登り梁が規則正しく渡され、美しい屋根を構成している。これらの外周部(屋根・外壁)の構造材間には、高性能の断熱材充填パネルが嵌められ、強固な構造体が完成する。

『大きな屋根と控えめな構え』


高温多湿の日本の気候は地球温暖化の影響を受けて、近年ますます気温の上昇と突発的な降雨に晒されている。こうした気候変動に対応するためにも、日射調整と風雨を考慮した大きな屋根は必要不可欠なのでないだろうか。屋根の印象は周囲に与える影響が大きいので、高さを極力低く押さえながら優しい表情に映るよう配慮している。

『階段は美しく、かつ機能的に』


階段は、室内での上下階を結ぶ単なる昇降装置ではない。毎日の昇降であるからこそ動きがスムーズで無理がなく、できれば手すりを持たなくても十分機能を果たせるべきであると思う。また階段は家の中で手と足が同時に触れる場であるから、細心の注意を払ってディテールを検討すべき箇所でもある。もちろん、室内空間に溶け込む美しいデザインであることも忘れずに。

Bio森の町角

郊外の幹線道路に面した未開発の空き地に、造成段階から環境に配慮した住宅群を計画した。敷地前方には大きな川が流れているため、そこを渡って吹き抜ける自然の風を最大限取り込むよう住戸を放射状に配置し、隣戸との距離や屋根形状を検討しながら決定している。互いの視線を遮る工夫としては、それぞれの住戸が正面を向き合うことのないよう角度を変え、敷地中央に横断する遊歩道の植栽に視線が向かうよう開口部を配するなど、意識的に操作している。遊歩道は各戸のコミュニケーションを図る目的だけでなく、所々に視線が抜けるポイントを設けることで住民全体の防犯意識を高めることも期待している。

Bio森の家・大屋根モデルプラン(O-0810S)

変形敷地を有効に利用するために空地が無駄なく活かされるよう、建物の配置には十分検討を加え、また開口部(外周部の窓)の設け方には位置と高さを調整することで、少しでも広く感じられる計画を心掛けた。ここには家族4人が過不足なく落ち着いて暮らすことが出来るよう、それぞれの場が用意されている。休日には息子がパソコンに向かったり、妻が家庭菜園に汗を流したり、夫が大好きな愛車を洗車したり、娘が得意のピアノ演奏を家族に披露したりと、とても楽しい光景が目に浮かぶ。

Bio森の家・箱型モデルプラン(B-0610N)

どこにでもあるような200平米にも満たない長方形の敷地に、若い世代の家族4人が十分に暮らすことが出来るコンパクトな家を計画した。南北方向に長い敷地の特性を活かすため、1階は縦長のワンルーム、2階は2つの個室を北と南に配することで、それぞれの開口部からの視線が気持ちよく抜けるようバランスを保っている。階段下の空間を利用したデスクスペースや2階ホールのティースペースは、ほっとした気持ちになれる最小限の宇宙が用意できたのではないかと思う。

村松篤

1959年静岡県生まれ。建築家。OMソーラー協会設立に参加。同協会取締役設計部長を経て、1996年に村松篤設計事務所設立、現在に至る。地元の杉材を使用し、塗り壁と和紙で仕上げられた住宅で、日本建築学会東海賞を受賞。2007年、これまでにない自身の新しい世界ースタンダード住宅「Bio森の家」を始動、現在その展開を図る。